貝の力で水質改善 成功すれば真珠養殖も 群馬
県館林市・鶴生田川
群馬県館林市は5日、同市中心部を流れる鶴生
田川の水質を改善しようと、水質浄化効果のある
イケチョウガイ計160個を沈めた。約1年かけ
て貝が生息できる環境かどうかを調査したうえで、
本格導入を目指す。同市地球環境課は「何とか成
功させて、館林の浄化を図りたい」と意気込んで
いる。
イケチョウガイは真珠養殖の母貝で、淡水に生
息する琵琶湖固有種の二枚貝。プランクトンやそ
の死骸(しがい)を食べ、20センチ以上の大き
さに成長すると1個当たり1日約200リットル
の水を浄化する能力があるという。埼玉県戸田市
の戸田ボート競技場や大阪市の道頓堀川などで放
流され、すでにその浄化能力が確認されている。
鶴生田川は、館林市内の中心部を西から東に流
れる延長9・5キロの一級河川。城沼に流れ込む
岸辺の桜並木は花見の名所として親しまれる一方
で、戦後の人口増加に伴う工業廃水や生活排水な
どの影響による水質悪化が問題となっていた。県
の環境白書では、県内の水質汚染河川のワースト
3の常連となるほど水質汚染が進み、早期の改善
が求められていた。
今回、同市が使用するイケチョウガイは、霞ケ
浦(茨城県)で購入した大きさ約8〜10センチ、
重さ約50〜90グラムの2年もの。今回の調査
で水深や水質、流速などの環境の違いで、イケチ
ョウガイの最も成長しやすい環境条件などを細か
く分析する。
また、貝の生息が実証されれば、市内の漁協や
観光協会と協力し毎年貝の数を増やすとともに、
イケチョウガイに真珠の核を挿入し真珠の養殖も
進める計画。同課によると、養殖に成功すれば、
貝1個から直径1〜1・5センチの黒真珠が採取
できるという。
養殖などの経費は、市民や企業を対象に出資を
募り、出資者には出来上がった真珠を贈呈する
「オーナー制」の導入も検討する。同課は「真珠
養殖ができれば、市の活性化にもつながる。イケ
チョウガイを使って、環境と観光の両方を推進し
ていきたい」と話している。
《10月6日7配信 産経新聞》
汚れた川が綺麗になり、その上真珠まで取れてしまう
なんて、理想的な浄化法ですね。
何十年か後には鶴生田川産の黒真珠が有名になって
いるかも知れません。
汚れた川だけでなく、普通の川でも養殖できるので
しょうか?もし、大丈夫なら日本中で○○川産真珠が
出来そうです。
昨今、自然の力を利用した省エネルギーや環境改善が
注目されています。
トンボの羽から考えられた微弱風でも回る風力発電や
カタツムリの殻をお手本にした雨が降ると綺麗になる
外壁など素晴らしいテクノロジーが実用化されています。
自然の中にこそ地球を救うヒントが沢山隠れている
ようですね。

